薄暮・夜間に起こる交通事故の傾向について
薄暮・夜間に起こる事故、実はこのような傾向があるのをご存じでしょうか。
内閣府の令和3年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況によると、
<交通死亡事故等の特徴>
交通事故死者数を昼夜別・状態別にみると,原付乗車中(昼間69.5%),自動車乗車中(昼間64.9%),自転車乗用中(昼間63.2%),自動二輪車乗車中(昼間61.1%)については昼間の割合が6割以上と高いのに対して,歩行中(夜間63.0%)については,夜間の割合が高くなっている<高速道路における交通事故発生状況>
引用元: 内閣府 令和3年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況
令和3年中の高速道路における昼夜別交通事故発生状況をみると,交通事故全体では昼間の発生(73.4%)が夜間の発生(26.6%)の約2.8倍となっている。交通死亡事故でも,昼間の発生(51.2%)が夜間の発生(48.8%)より多いが,死亡事故率では夜間(4.9%)が昼間(1.8%)を上回っている。
とあります。これには、車が時速60キロメートルでヘッドライトを下向きにして走行している場合、昼間だと100mぐらい先の人が見えているのに対し、夜間に黒っぽい服装の人は車から25メートルの距離まで近寄らないと発見できません。明るい服装の人でも車から40メートルです。この視認性の悪さが事故の増加につながっていることは言うまでもありません。また、深夜や早朝には、大型トラックや配達車両が走行することが多く、これらの車両との接触事故や、車両同士の接触事故などが発生することがあります。高速道路等ではスピードが出ていることもあり、死亡事故につながる大きな事故になるケースも少なくないのです。
反射材で防げる事故がある
歩行者や自転車利用者が薄暮や夜間に交通事故に遭わないようにするためには、反射材用品を活用することが効果的であることは、警察庁のホームページにも記載があります。これは、反射材用品を活用すると、自動車のライトからの光を反射するため、自動車の運転者などに早めに自分の存在を知らせることができ、事故に遭いにくくなります。また、企業努力として、トラックなど車両に反射材を貼ることで、車両の視認性と安全性も向上させます。
ご自分だけでなく、大切な仲間やお客様の安全、安心のために、ぜひ反射材を活用してください。
様々な反射材の使用例
反射材は視認性を最大化します。トラックなど車両の視認性と安全性を向上させる高性能な再帰性反射材で、車両用反射材として保安基準やその他の規格にも適合した反射テープもございます。最近では、自宅のガレージやコインパーキング、店舗・商業施設の駐車場などへの利用も進んでいます。
おすすめの反射材(反射テープ・反射シール)
3M™ ダイヤモンドグレード™ コンスピキュイティ反射シート 983シリーズ
入射光を光源方向にまっすぐ反射する、再帰反射効果を備えたプリズム型反射シートで、車両安全を実現します。 相互承認対象の指定、ECE規則No.104の要件に適合した、指定マーク付き製品です。 裏紙をはがして貼るだけで多くの車体に直接貼付でき、施工も簡単です。
3M™ ダイヤモンドグレード™ コンスピキュイティ反射シート PX9470シリーズ
再帰性反射性能に優れた反射シートで車両のサイドや後部に付け、その視認性、誘目性を高めるものです。広角性にも優れているため、交差点で車両が左折・右折する場合でも後部車両から反射光を確認することができます。裏紙をはがして貼るだけで多くの車体に直接貼付でき、施工も簡単です。 また本製品は、保安基準第42条に準じて施工が可能です。
3M™ ダイヤモンドグレード™ コンスピキュイティ反射シート PX9400AFT シリーズ
広角性に優れ特に輝度の高い3M™ ダイヤモンドグレード™ 反射シートに、高い接着力を持つ3M™ アクリルフォームテープをつけた汎用タイプの反射材です。フィルムを剥がして貼りつけるだけの簡単施工で車両の視認性を向上させ、交通安全に貢献します。
また本製品は、保安基準第42条に準じて施工が可能です。
反射テープ(反射シート)は、普通反射シート、高輝度反射シート、超高輝度反射シートに分けられます。この中でも車には、特に輝度が高く広角性にも優れている「超高輝度反射シート」がおすすめです。(高輝度反射シートの約3倍の輝度があります)その中でも3Mの反射材は、性能はもちろんですが、発色の良さ・カラー展開・対候性に優れており、緊急車両や大手メーカーの配送車、観光バスなどに数多く採用されている実績のある反射材になります。