ラッピング広告とは
ラッピング広告とは車両や建物に専用のフィルムを使って行う、OOH(Out Of Home)広告の一種です。
自社が保有する営業車や配送車に社名やロゴを入れるのもラッピング広告に含まれます。
大きく分けて
- タクシーやバス、列車などに行う車両ラッピング広告
- 駅やビルなどの建物へのラッピング広告
の二つがあります。
車両ラッピング広告
車両ラッピング広告は
- バスやタクシーなどの公共交通機関
- 自社で保有しているトラック、営業車
といった車両を利用したラッピング広告です。
建物へのラッピング広告
ビルの外壁や駅構内など、建物へのラッピング広告です。
- 自社ビルを活用したサービスの告知
- 駅など人が多い場所への広告出稿
などがよく行われます。
ラッピング広告の特長
ラッピング広告には
- 自然に多くの人に見てもらえる高い視認性
- 狙った地域にアプローチできる地域ターゲティング性
- 反復的に見てもらえる事によるブランドの認知向上
- 簡単に張り替えられる高い剥離性
といった特徴があります。
高い視認性
ラッピング広告は建物の外壁やバスなどに貼り付けられるため、多くの人々の目に留まります。
また、テレビCMやWebのポップアップ広告とは無理に広告を見せることはないので嫌悪感を抱かれにくいです。
地域ターゲティング性
ラッピング広告はバスや駅などその地域の人々が利用する乗り物や場所に広告を出します。
そのため、的確に届けたい地域の人に広告を見てもらう事が出来ます。
バスのラッピング広告であればその路線の近くに実店舗があるビジネス、主要な駅であれば地域で開催されるイベントの告知、宅配・配送業者であれば自社車両へのラッピングで地域の顧客にアピールと様々な用途で使うことができます。
反復性による認知向上
ラッピング広告は地域の人々に自然と目に入る広告です。
そのため、バスや駅構内などの日常的に利用される場所へ広告を出すことで何度も見てもらうことができます。
ザイアンス効果といって人は接触回数が多いものに対して好感を抱きます。そのため、社名やサービス名を覚えてもらうためにラッピング広告は効果的です。
剥離性
ラッピング広告は塗装と異なり、専用のフィルムにデザインを印刷して貼り付けます。
そのため、期間限定のキャンペーンや季節ごとのセールがある度にフィルムを剥がして新しい広告を貼り付けたり、既存のデザインの上に新しい広告を貼り付けることができます。
ラッピング広告と相性のいいビジネス
宅配・配送業者
運送業はもちろん、酒屋や花屋など地域の人々に荷物を届けるビジネスとラッピング広告は非常に相性がいいです。
仕事をする中で自然に地域の見込み顧客へ自社のビジネスを印象付ける事が出来ます。
宅配ピザなどのフードデリバリーサービスも配送車に自社のロゴを入れる事で認知度を高めることが出来ます。
実店舗を持つビジネス
小売業や病院、整骨院など実店舗を持つビジネスは店舗のシャッターなどをラッピング広告の媒体として活用することで媒体費をかけずに安価で宣伝することができます。
イベントの主催者
展覧会や音楽フェスなど集客を見込みたい地域がわかっている場合は、その地域で利用されている線路の駅やバス停など人が集まる所にラッピング広告を出すといいでしょう。
ラッピング広告にかかる費用
ラッピング広告には広告媒体費と施工費の二つの費用が掛かります。
広告媒体費
公共のバスや駅構内など、自社が所有しているもの以外に広告を出稿する際に必要になります。
媒体や広告を出す面積によって大きく変わりますが、広告を出す面積が広く、利用者が多いもの程高額になります。
自社で保有しているビルや自動車にラッピング広告を出す場合は必要ありません。
施工費
ラッピング広告のデザインや貼り付けなどの施工にかかる費用です。
施工費は施工の難易度や材料費などによって変わります。
ラッピング広告の寿命
ラッピング広告の寿命は使用するフィルムによって変わります。
短期のキャンペーンやイベントなどに使用するものであれば、数か月で剥がせるように剥離性の高いフィルムを使用します。
一方で長期にわたって掲載する場合は数年の耐候性があるフィルムを使用します。
弊社にご相談いただければ目的に合わせて最適な製品をご提案いたします。
ラッピング広告の事例
車両ラッピング広告の事例
地域に根差したサービスにぴったりの車両ラッピング広告です。
詳細は「トラック 部分ラッピング 株式会社タイヨー様 スクラムトラック」をご覧ください。
建物へのラッピング広告事例
塗装でしか対応できなかった表現をフィルムで行い、納期を短縮しました。弊社では下地の状態や用途に合わせて適切なフィルムを提案します。
詳細は「工場改修/屋外装飾|湖池屋京都工場」をご覧ください。